《発達障害のための5領域のプログラム》
発達に凸凹のある児童には以下の5つの領域に分けることができます。
①健康・生活
②運動・感覚
③認知・行動
④言語・コミュニケーション
⑤人間関係・社会性
この5つの領域は障害のあるなしに関係なく、全ての子ども達にとって大切な基本となりますが、子どもの年齢、障害の特性と度合い、性格により実際の対応は変わってきます。ピタゴラスの放課後等デイサービスでは、この5つの領域にそって個々にに合った個人計画を立て、総合的な支援を行ってまいります。
①健康・生活
子供達が自ら健康で安定した生活を送れるよう支援していきます。日々のバイタルチェックや問いかけを通じて、いつもと違う自分の状態に気づけるよう促していきます。
また日中の活動でしっかり体力を使うことで、夜早く眠れるようになり一日の体温リズムが整っていきます。このリズムを保つことで朝しっかりと目覚め学校へ行く活力に繋げていきます。
②運動・感覚
筋肉や関節を上手く使いこなせないお子様はたくさんおられます。ボールあそびや土遊び、釣り、追いかけっこなど多くの楽しい課外活動を通じて、自ずと筋力・体力・柔軟性を養えるよう支援します。
感覚を養うには”遊び”を活用することがとても大切です。遊びながら頭と体が統合していけるよう支援します。
③認知・行動
集中力が足りなかったり適切な行動ができないお子さんがおられます。逆にそれぞれに集中力がキープでき、適した言動が発言するシチュエーションや活動があります。それを見つけ良い点をしっかり伸ばしていくことが大切な支援なので、ピタゴラスでは他の教室ではなかなか行わないようなチャレンジングな活動も多く取り入れ、お子さんの成長を促進する認知行動活動を支援します。
④言語・コミュニケーション
コミュニケーションに課題を抱えるお子さんたちがいます。相手の気持ちを汲み取れず発言したり、冗談を受け止めることができないなどはよくあることです。
相手がどう思うかを活動の中でしっかりと把握できるように促し、また非認知能力の支援にも繋げていきます。
⑤人間関係・社会性
大人になるにつれルールを遵守することが人間関係にとても大切になります。教室に用意された多くの活動の中で、ルールを守ることの大切さや、守らなかった時に起きる友たちとの関係変化などを通じ、適切な関係を構築できる訓練を行っていきます。